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花まつり(灌仏会)と甘茶

4月8日は、お釈迦様の誕生日です。
甘茶ポスター2016

【灌仏会(かんぶつえ)】
釈迦の誕生日(4月8日頃もしくは5月)に行う行事で花祭、降誕会とも呼びます。
甘茶を潅(そそ)ぐということから潅仏会と呼ばれています。花御堂の中に、あかちゃんの姿のお釈迦様の像(誕生仏)を祭って、その頭上から柄杓で甘茶をかけます。
参詣者は甘茶を家に持ち帰って飲み、一家の息災延命を願います。
日本では仏教伝来してまもなく推古天皇の頃始められたといわれ、約1400年の歴史があります。

甘茶(あまちゃ)は、ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種であるアマチャ(学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii)。
また、その若い葉を蒸して揉み、乾燥させもの。およびそれを煎じて作った飲料です。
飲料としての甘茶は、黄褐色で甘みがあり、灌仏会(花祭り)の際に仏像に注ぎかけるものとして古くから用いられました。一方、長野県佐久地方では甘茶を天神祭や道祖神祭等で御神酒の代用として使う風習があります。
甘茶の甘味成分としてフィロズルチン(d-phyllodulcin)とイソズルチンを含みます。
苦味成分としてタンニンを含みますが、カフェインは含まれません。
生薬としては、抗アレルギー作用、歯周病に効果を有します。(日本薬局方に収載)

IMGP4204_2.jpg

■急須・サーバー等で作る場合
①甘茶2グラム(一つまみ)に沸騰した湯300mlを注ぐ。
②約30秒ほど蒸らしてから、湯飲みに注いで、お召し上がりください。

■沢山の甘茶を作る場合は
①湯1リットルに対して、甘茶5グラム程度を用意します。
②沸騰した湯に甘茶を入れて、何度か味見をして、お好みの甘さになれば 甘茶を引き上げて完成です。

【注意】
甘茶を煎じると甘み成分のフィロズルチンが発生し甘さを感じますが、長時間煮詰めるとフィロズルチンから苦味成分のタンニンが多く出て苦味を感じ出しますので注意して下さい。


【保存方法】
直射日光を避け、湿気の少ない涼しい場所に 保管してください。
特に開封後の保管は冷暗所をお奨めします。
開封後は賞味期限に関わらずできるだけ早くご使用ください。
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春分の日

天の赤道と黄道

今日、平成28年3月20日は、国民の祝日「春分の日」です。
地球は,太陽から約1億5千万キロ離れたところを1年かけてまわっています。
これを地球から観察すると,太陽が1年で天球上を1周しているように見えます。
見かけ上、太陽が天球を1周するとき通る軌道を黄道(こうどう)と呼びます。
地球の赤道を天球にまで延長した円を、「天の赤道」と呼びます。
黄道と天の赤道が交わる所が、「春分点」と「秋分点」です。
太陽が、春分点を通過する瞬間が「春分」です。
今年の春分点の通過時刻は、13時29分48秒です。【春分点・秋分点通過日時
この天文学上の「春分」が生じる日が「春分日」で、国民の祝日である「春分の日」になります。
昭和22年までは、春季皇霊祭でした。
真西に日が沈むこの日、真西に沈む太陽は極楽の東門に入ると伝えられ、前後7日間のお彼岸の中日です。

『奈良町ウォーキングツアー』

トリップアドバイザーでは、「奈良」のアクティビティに『奈良町ウォーキングツアー』が紹介されています。
当店の写真も、載ってますよ。

トリップアドバイザー

トリップアドバイザーの奈良町ウォーキングツアーは、こちら

正倉院宝物に伝わる薬物

奈良では、『第67回正倉院展』が始まりました。
正倉院宝物は、日本における漢方薬の歴史にも大きく影響しています。
正倉院には、約9000点もの聖武天皇の遺愛品、東大寺の寺宝や文書など、7~8世紀の優れた東洋文化を伝える宝物が、納められています。
天平勝宝8年(756年)、聖武天皇の七七忌(四十九日)に、光明皇后は、天皇遺愛の品々(調度品・楽器・遊戯具・武具・装身具など)を東大寺の盧舎那仏(大仏)に献納しましたが、天皇の遺愛品とは別に薬物も納めました。
「東大寺献物帳」のなかの一巻に、献納した60種類の薬物名と、その数量および質量などが列記されています。「盧舎那仏に奉る種々薬」と題されていて「種々薬帳」と呼ばれています。 
巻末には、「病に苦しんでいる人のために必要に応じて薬物を用い、服せば万病ことごとく除かれ、千苦すべてが救われ、夭折(ようせつ)することがないように願う」といった願文が記載されています。実際に、願いどおり薬物は持ち出されて病人を救うために役立てられたようです。
 皇后は人々への慈愛心が強く、貧しい病人に施薬や施療をするための施薬院(せやくいん)や、貧窮者や病人、孤児などを救うための悲田院(ひでんいん)を創設しました。仏教に深く帰依し、東大寺大仏造立を成し遂げた天皇が大仏開眼からわずか4年で崩御されたため、皇后はたいそうお悲しみになりました。
もともと、体が丈夫でなかった天皇を心配してさまざまな薬物を揃えていました。植物をはじめ珍しい動物や鉱物などを、唐や新羅、東南アジアなどからも取り寄せていたことをうかがい知ることができます。
 「種々薬帳」に記載されている60種類のうち、約40種類が正倉院に現存し、約1250年前の薬物として、他に例をみない貴重な資料とされています。

当店では、普段より、正倉院に宝物として伝わる薬物のうち、現在でも漢方薬原料として使われる生薬を、展示しています。
IMG_5895_s.jpg

『種々薬帳』
種々薬帳01

種々薬帳02_s

盧舎那仏に奉る種々薬

第一櫃
 1 麝香(ジャコウジカの雄の香のう分泌物)
 2 犀角(サイカク・インド産クロサイの角)
 3 犀角(サイカク・インド産クロサイの角・犀角の記載2つあり)
 4 犀角器(サイカクキ・犀角でつくった盃)
 5 朴消(ボウショウ・含水硫酸ナトリウム)
 6 ずい核(ズイカク・バラ科の成熟した果実の種子)
 7 小草(ショウソウ・中国産の遠志をいうが現存品はマメ科植物の莢果)
 8 畢撥(ヒハツ・インド産ナガコショウ)
 9 胡椒(コショウ・インド産コショウ)
10 寒水石(カンスイセキ・方解石(炭酸カルシウムの結晶))
11 阿麻勒(アマロク・亡失したがコショウ科アムラタマゴノキの果実と考えられている)
12 菴麻羅(アンマラ・トウダイグサ科アンマロクウカンの果実片、種子)
13 黒黄連(コクオウレン・現存)
14 元青(ゲンセイ・亡失のため不明)
15 青しょう草(セイショウソウ・亡失)
16 白及(ハクキュウ・ラン科シランの球根)
17 理石(リセキ・繊維状石膏・含水硫酸カルシュウム)
18 禹余粮(ウヨリョウ)
19 大一禹余粮(ダイイチウヨリョウ)
20 竜骨(リュウコツ・哺乳動物の骨の化石)
21 五色竜骨(ゴシキリュウコツ・化石生薬・亡失)
22 白竜骨(ハクリュウコツ・化石鹿の四肢骨)
23 竜角(リュウカク・化石鹿の角)
24 五色竜歯(ゴシキリュウシ・ナウマン象の第三臼歯)
25 似竜骨石(ニリュウコツセキ・化石生薬 化石木)
26 雷丸(ライガン・サルノコシカケ科ライガン菌)
27 鬼臼(キキュウ・ユリ科マルバタマノカンザシの根茎・現在はメギ科ハスノハグサ)
28 青石脂(セイセキシ)
29 紫鉱(シコウ)
30 赤石脂(シャクセキシ)
第二櫃
31 鍾乳床(ショウニュウショウ)
32 檳榔子(ビンロウジ・ヤシ科ビンロウの種子)
33 宍(肉)縦容(ニクジュヨウ・ハマウツボ科ホンオニク)
34 巴豆(ハズ・トウダイグサ科の種子)
35 無(没)食子(ムショクシ)
36 厚朴(コウボク・現在はモクレン科ホウノキ属だが現存品は別物のようである)
37 遠志(オンジ・ヒメハギ科イトヒメハギの根)
38 呵(訶)梨勒(カリロク・カラカシ・シクンシ科ミロバランノキの果実)
第三~五櫃
39 桂心(ケイシン・クスノキ科ニッケイの樹皮)
第六~八櫃
40 芫花(ゲンカ・フジモドキの花蕾)
第九~十一櫃
41 人参(ニンジン・ウコギ科コウライニンジンの根)
第十二~十四櫃
42 大黄(ダイオウ・タデ科ダイオウの根茎)
第十五・十六櫃
43 臈蜜(ミツロウ・トウヨウミツバチの蜜蝋)
第十七~十九櫃
44 甘草(カンゾウ・マメ科カンゾウの根)
第二十櫃
45 芒消(ボウショウ・含水硫酸マグネシウム)
46 蔗糖(ショトウ・イネ科サトウキビの茎から得られる、いわゆる砂糖)
47 紫雪(シセツ・鉱物八種の配合剤)
48 胡同律(コドウリツ・樹脂の乾燥物)
49 石塩(セキエン・塩化ナトリウム)
50 い皮(イヒ・ハリネズミの皮)
51 新羅羊脂(シラギヨウシ)
52 防葵(ボウキ・現在はツヅラフジ科シマサスノハカズラだが亡失のため不明)
53 雲母粉(ウンモフン)
54 蜜だ(陀)僧(ミツダソウ)
55 戎塩(ジュエン)
56 金石陵(キンセキリョウ)
57 石水氷(セキスイヒョウ)
58 内薬(ナイヤク・亡失して不明)
第二十一櫃
59 狼毒(ロウドク・亡失して不明だが、サトイモ科クワズイモの根茎、トウダイグサ科マルミノウルシの根、ジンチョウゲ科の根など考えられて)いる
60 冶葛(ヤカツ・断腸草あるいは胡蔓藤のクマウツギ科)

署名の前、光明皇后による文章

「以上は堂内に安置し、盧舎那仏に供養す。若し病苦に縁りて用うべきもの
あらば、並びに僧綱に知らせて後、充て用うることを聴さん。伏して願わく
は、この薬を服する者、万病悉く除かれ、千苦皆救われ、諸善成就し、諸悪
断却し、業道に非ざるよりは長じて夭折するなく遂に命終の後、(蓮)花蔵世
界に往生し、盧舎那仏に面し奉らしめ、必ず遍法界位を証得せんと欲する」
柴田承二氏論文『正倉院薬物とその科学的調査』より
光明皇后は、これらの薬を、誰でもが使えて、そしてこのお薬を使った人が
皆快癒し幸せな人生を送り、死後も極楽へ行けるように願っています。
種々薬帳全面に、天皇の御璽(ぎょじ)が押されています。

天平勝宝八歳六月二一日

署名

藤原朝臣仲麻呂従二位行兼紫薇令中衛大将近江守
藤原朝臣永手従三位左京大夫兼侍従大倭守
巨満朝臣福信従四位上行紫薇少弼兼中衛少将山背守
賀茂朝臣角足紫微大忠正五位下兼行左兵衛率左右馬監
葛木連戸主行紫微少忠




FORTUNE GENERATION誌 9月号

中国の「FORTUNE GENERATION誌 9月号」に掲載していただきました。
当店の家訓や、歴史、地域との関わりについてお書きいただいています。
立命館大学 竇少杰(とうしょうけつ)先生、帝塚山大学 河口充勇先生 ありがとうございました。

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