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熊胆(ゆうたん、ユウタン)、熊の胆(くまのい)

熊胆(ゆうたん、ユウタン)、熊の胆(くまのい)

先日、お客様のご要望で、熊胆(ゆうたん)の原型をお預かりして、捌(さば)きました。
熊の胆嚢(たんのう)を、乾燥させたものを、漢方で熊胆(ゆうたん)といいます。
「くまのい」とも呼ぶので、しばしば「熊の胃」と思われる方も多いようですが、本来は熊の胆汁が入ったままの胆嚢です。
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当て布をして、木槌などで叩いて粉砕し、中身を取り出して、乳鉢で擂(す)ります。

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大人(15歳以上)は1回量0.1g ~ 0.2g、1日1~3回、食前または食間に服用する。
杯「さかずき」に湯を入れ一回量の熊胆を溶かし服用します。
苦みが強いので、そのままオブラートに包んでもても可。
良薬口に苦しです。

熊胆は、古い文書には「小児の五疳を主治し、虫を殺し、悪瘡を治す」とあり、神農本草経にも収載されています。

漢方生薬の熊胆は、駆除したクマから、丁寧に胆嚢を取り出し、これを冬期間陰干しして、ある程度固まり柔らかさのあるうちに、ガラス板などで挟んで圧縮して、さらに陰干しすると、硬く固まります。

以下Wikipediaによると
日本薬局方においては、「Ursus arctos Linne 又はその他近縁動物(Ursidae)の胆汁を乾燥したもの」がユウタンと定義され[12]、日本国内ではエゾヒグマとニホンツキノワグマが用いられています。

医薬品医療機器等法(旧薬事法)に基づき、熊胆の販売・譲渡は、薬務行政から正式な認可・承認を受けることが必要となる。また、原料として薬務行政から熊胆に関連する製造・配合などの許可を受けている仲買・製薬業者への販売・譲渡は、クマから取り出した状態のままでの水洗い及び単純乾燥の販売・譲渡に限り認められている。

ツキノワグマやヒグマなど全てのクマ科はワシントン条約により規制されており、カナダ・ロシアなどの輸出国による輸出許可書がない限り国際取引は禁止されている。 海外旅行での取得の際には輸出国で所定の手続きを取らねばならないとされている

主成分は胆汁酸代謝物のタウロウルソデオキシコール酸である。
この他、各種胆汁酸代謝物やコレステロールなどが含まれている。

熊胆の効能や用法は中国から日本に伝えられ、飛鳥時代から利用され始めたとされる熊の胆は、奈良時代には越中で「調」(税の一種)として収められてもいた。江戸時代になると処方薬として一般に広がり、東北の諸藩では熊胆の公定価格を定めたり、秋田藩では薬として販売することに力を入れていたという。熊胆は他の動物胆に比べ湿潤せず製薬(加工)しやすかったという。

熊胆配合薬は、鎌倉時代から明治期までに、「奇応丸」、「反魂丹」、「救命丸」、「六神丸」などと色々と作られていた(現代は、熊胆から処方を代えている場合がある。理由は後述)。また、富山では江戸時代から「富山の薬売り」が熊胆とその含有薬を売り歩いた。

立冬・「金盞香(きんせんかさく)」

「金盞香(きんせんかさく)」

二十四節気「立冬」は、末候に入りました。

「金盞香(きんせんかさく)」は、春の金盞花の事ではなくて、水仙を指します。
水仙4ss
うちの庭の水仙は、3~4月に咲きます。

香という字を、「咲く」に当てているのは、香りがたつ水仙ならではなのでしょうね。

水仙の花言葉は、「うぬぼれ」「自己愛」「神秘」「尊重」です。
学名である「Narcissus(ナルシサス)」という言葉は、ギリシャ神話の物語の中に出てくる美少年ナルキッソスから来ているそうです。
ナルシストの語源ですね。

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ポンペイのナルキッソスの絵.(wikipediaより)

スイセンは、彼岸花の仲間で、有毒アルカロイドである、リコリン (lycorine ) 、ガランタミン( galanthamin )、タゼチン( tazettine )等が含まれています。
葉っぱがニラやノビル、球根はタマネギと似ています。
間違えて食べて中毒を起こす事例は頻繁にありますので、気を付けてください。

室町時代の初め、スイセンは、日本では雪中華(せっちゅうか)と呼ばれていたそうです。
これから、本格的な冬に向かい、冷えは、足下から忍び寄ってきます。
冷えは万病のもとといわれ、体調不良の陰に冷えがあることは少なくありません。
冷え症改善の漢方薬や、入浴剤、衣類の工夫など、本格的な寒さに備えて、準備しましょう。

■二十四節気は、一年を春・夏・秋・冬の季節に分け、それぞれをさらに6分割した24の期間に名前をつけたものです。現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

■七十二候とは、二十四節気をさらに5日ずつにわけて、気象の動きや動植物の変化を知らせるものです。古代のものがそのまま使われている二十四節気に対し、七十二候の名称は何度も変更されています。日本でも、日本の気候風土に合うように何度か改訂されました。1874(明治7)年の「略本暦」では、それまでと大幅に異なる七十二候が掲載され、現在ではこの七十二候がつかわれています。

Job's Tears(ハトムギ・薏苡仁)

Job's Tears(ハトムギ・薏苡仁)
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Other Common Name:Adlay,Coix seeds,
japanese:ハトムギ(Hatomugi),ヨクイニン(Yokuinin)

Scientific Name:
Coix lachryma-jobi
Botanical Family:Poaceae

Parts of the plant used:
The fruits (“seeds”), leaves, and root

How is it used?
The leaves, root, and seed can be decocted and taken as a tea or used externally as an antiseptic wash. The seed is edible and has nutritional value .

What is it used for?


This member of the grass family is native to Southeast Asia and has been used for centuries in Traditional Chinese Medicine (TCM), as well as Ayurvedic medicine of India, as a nutritious foodstuff and mild sedative, as well as for the treatment of a plethora of health conditions including: diabetes, rheumatism, menorrhagia, diarrhea, warts, urinary problems, puerperal fever, chronic enteritis, intestinal parasites, various types of cancer (especially lung and intestinal), tuberculosis, musculo-skeletal pain, swelling, and endocrine dysfunctions. A decoction for the seed is also used to bathe newborns to prevent disease.
In the three main medical systems of India (Ayurveda, Siddha, and Unani-Tibb), the leaves are decocted and taken as a tea for the treatment of diabetes and rheumatism. The root is also decocted for the treatment of dysentery, intestinal parasites, gonorrhea and menstrual problems.
In India, a tea made from the leaves is used to induce fertility in women. The seeds contain active compounds that are used to stimulate ovulation, and the seed extract possess anticancer properties.

A study on the tropical island of Mauritius was designed to record, document, and assess animal as well as herbal-based therapies used for the treatment and management of pain. The data was obtained from traditional medicine users as well as practitioners by means of via face-to-face interviews. The results showed that Job’s tears was one of the plants most used for the treatment of lower back pain.
Hepatocellular carcinoma (HCC) is the fifth most prevalent malignant tumor in men worldwide and the second most frequent cause of cancer related mortality. Kanglaite® (KLT) is an injectable proprietary lipid substance extracted from the seeds of the graminaceous plant commonly known in China as Yi yi ren (Coix lacryma-jobi or “Job’s tears”). There is certain evidence that the medical use of the seed and its extracts has a beneficial effect for the treatment of cancer metastasis, as well as other disorders including hypertension, arthritis, asthma, and immunological problems. The present study also demonstrated that KLT significantly inhibited tumor growth in mice transplanted with HepG2 cells. For this reason, the authors of the study proposed that treat-ment with KLT may enhance the immune system of patients affected with HCC.
Certain products containing some of the bioactive ingredients in Job’s tears are currently used therapeutically to combat cancer. A proprietary product known as Kanglaite® (KLT), is an injectable preparation widely used for cancer treatment in China. KLT possesses an inhibitory effect on various types of tumors. It is also known that the signaling pathway, known as PI3K/Akt/mTor, encourages cell survival, proliferation, and progression in cancerous cells. For this reason, Liu et al.studied the effects of KLT on the PI3K/Akt/mTOR pathway in pancreatic cancer xenografts in mice, and evaluated its potential as a therapeutic agent against cancer. The results of the study suggested that KLT can suppress growth and induce apoptosis (programmed cell- death) of pancreatic cancer xenografts. Additionally, KLT can downregulate the expression of phospho-Akt and phospho-mTOR to modulate the PI3K/Akt/mTOR signaling pathway. The authors suggest that targeting this pathway may lead to the development of novel therapeutic options for various human cancers.

立冬・「地始凍(ちはじめてこおる)」

「地始凍(ちはじめてこおる)」

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二十四節気「立冬」は、次候に入りました。

大地が凍り始める頃という意味で、霜が降りたり、霜柱が立ったり、水たまりに氷が張ったりし始めるというころです。

霜柱は、温暖化や、道路の舗装が進んだりで、目にする機会も少なくなったかもしれません。
子供の頃は、霜柱を踏んで「ザクザク」という感触を気にしながら、登校しました。

冷えは、足下から忍び寄ってきます。
冷えは万病のもとといわれ、体調不良の陰に冷えがあることは少なくありません。

冷え症改善の漢方薬や、入浴剤、衣類の工夫など、本格的な寒さに備えて、準備しましょう。

■二十四節気は、一年を春・夏・秋・冬の季節に分け、それぞれをさらに6分割した24の期間に名前をつけたものです。現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

■七十二候とは、二十四節気をさらに5日ずつにわけて、気象の動きや動植物の変化を知らせるものです。古代のものがそのまま使われている二十四節気に対し、七十二候の名称は何度も変更されています。日本でも、日本の気候風土に合うように何度か改訂されました。1874(明治7)年の「略本暦」では、それまでと大幅に異なる七十二候が掲載され、現在ではこの七十二候がつかわれています。

屠蘇散と屠蘇酒

屠蘇散(とそさん)と屠蘇酒(とそしゅ)
年末そして年明けに向かい、今年も屠蘇散の準備が整いました。
10月の終わりから、ウィンドウに陳列しています。


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皆様は、お正月に「お屠蘇」を飲んで、新年のお祝いをしますか?

過日テレビで、当店の「延寿屠蘇散」のご紹介をいただきました。
2014年1月11日、テレビ大阪「おとな旅あるき旅」


2014年10月8日、BSフジ「日本遺産物語」



お正月に飲むお酒を、区別無く「お屠蘇」と呼んでいる方も少なくありません。
お屠蘇(とそ)とは、屠蘇散という漢方薬をお酒・味醂に浸けた「薬酒」で、一年間の邪気を払い、長寿を願って正月に飲みます。

そもそも「屠蘇」とは本来、「『蘇』という鬼を屠(ほふ)る(殺す)」ということだと言われています。「屠」には「死」「葬る」という意味があります。
また、「邪を屠(ほふ)り、身体を蘇らせる」という意味からこの名がついたという説もあります。
*鬼=邪疫病魔=わるいはやりやまい
*邪…風寒暑湿等の外因によって起こる疾病の病原、例えば、寒邪、湿邪
屠蘇散は、新しい年の出発に当たって、新陳代謝の滞りを清掃し、身体を清健にして、長寿をはかるという意味で処方されたものです。

屠蘇散は、一説には三国時代の名医・華佗の処方によるものといわれています。
中国の唐の時代の「外台秘要」という総合医学書には、伝わってきた正月の風習について次のように記しています。
「屠蘇酒は、疫病から人を守る。八種の生薬を刻んで紅い袋に入れ、大晦日に井戸につけておく。これによって井戸水を清らかな聖なるものにする。正月早朝、日の出と共にそれを取り出して、今度は酒で煎じる。東方に向いて一家で飲む。飲む順序は年齢の小さな子供から年長のものへ。量は自由。一人が飲めば一家が無病無疫。一家全員が飲めばその家の一里四方が無病無疫。三日たったら煎じカスを再び井戸へつける。そうすれば一年中無疫である。」
これが嵯峨天皇の時代(9世紀初め)に日本に伝わり、宮中での儀式として行われ、江戸時代には武家や一般の上流階級にも取り入れられるようになったようです。

『和漢三才図会』造酒類の「屠蘇酒〔付〕白散」には、天皇が元旦の四方拝と歯固めの供を終えた後、典薬頭が屠蘇(とそ)酒と白散を献上し、それを薬子(くすりこ。毒味をする童女)に試させて、それから奉進したとあり、この儀式が嵯峨天皇の弘仁年中(810~824)に初めておこなわれたということが書いてあります。またこの薬酒には屠蘇、白散のほか度嶂散(とちょうさん)というのがあって、飲み方にも順番があり、まず最初に一献が屠蘇、二献が白散、三献が度嶂散とされています。
和漢三才図会屠蘇

ちなみに『日本歳時記』には、白散は白朮、桔梗、細辛を各一匁配合するとあります。
度嶂散は、麻黄、山椒、白朮、桔梗、細辛、乾薑、防風、肉桂が配合されています。

平安時代の貴族は屠蘇、白散のいずれかを、室町時代では白散を、江戸時代の徳川幕府では屠蘇を用いていた様です。
この風習はやがて庶民にも広まります。 明治末頃は、年末になると薬種屋の店頭には延寿屠蘇散と書かれたビラが下がりました。

『本草綱目』酒の部に「屠蘇酒」が記載されています。
それによると
赤朮(せきじゅつ)(キク科ホソバオケラの根茎)水分代謝改善
桂心(けいしん)(クスノキ科ニッケイの樹皮)芳香性健胃、発汗、解熱、鎮痛、整腸、など
防風(ぼうふう)(セリ科ボウフウの根) 発汗・解熱作用、抗炎症作用
抜契(ばっかつ)(サルトリイバラの根茎)解毒、利尿
大黄(だいおう)(タデ科大黄の根茎)瀉下、利尿
鳥頭(うず)(キンポウゲ科トリカブト属の塊根)強心作用、鎮痛作用、末梢血管拡張赤
小豆 (せきしょうず)(マメ科アズキ、ツルアズキの成熟種子)利尿、解毒、消炎

下剤や強心剤などが含まれていて、健康薬というより、解毒薬の性格が強いようです。
現在の屠蘇はかつての処方とは異なり、だいぶ飲みやすくなっています。

現在、当店での「延寿屠蘇散」
・白朮(ビャクジュツ) キク科オケラまたはオオバナオケラの根 利尿作用、健胃作用、鎮静作用
・山椒(サンショウ) サンショウの実 健胃作用、抗菌作用
・桔梗(キキョウ) キキョウの根 鎮咳去啖作用、鎮静・沈痛作用
・肉桂(ニッケイ) ニッケイの樹皮、シナモン 健胃作用、発汗・解熱作用、鎮静・鎮痙作用
・防風(ボウフウ) セリ科ボウフウの根 発汗・解熱作用、抗炎症作用
・陳皮(チンピ) ミカン科ウンシュウミカン果皮 抗炎症・抗アレルギー作用、健胃作用、鎮痙作用

これら生薬成分の効能から考えると、屠蘇散は胃腸の働きをととのえ、のどや気管支を保護する作用が考えられます。
昔からの風習というだけでなく、現在でも、風邪を予防する効果などが期待できる飲み物といえます。
お正月だけに限らず、また薬用酒としてだけではなく、熱湯で振りだして漢方茶(ハーブティー)として続けても効果は期待できます。自分専用の配合の「屠蘇散」を作ってみても楽しいですね。

屠蘇酒の作り方
延寿屠蘇散1包を和紙の袋のまま、清酒180ml~360ml(一合~二合)に浸して、一晩そのままおき、翌日にお使いください。
お好みに応じて味醂(みりん)を入れると、甘口の飲みやすい屠蘇酒になります。

漢方茶(ハーブティー)としても味わえます。
ティーポットかサーバーに、延寿屠蘇散1包を和紙の袋のまま入れ、熱湯500ml(2カップ半)を注ぎます。
3分ほど蒸らすと、美味しい屠蘇茶として味わえます。

延寿屠蘇散
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